津市は22日、市の宿泊施設「レークサイド君ケ野」に勤務する三杉総合支所地域振興課の男性臨時職員(56)が、施設の釣銭計9万3500円を着服したとして、津南警察署に被害届を提出したと発表した。
別の臨時職員が気付いて発覚したわけだが、同施設は6月まで臨時職員が1人で勤務する「ワンオペ」の状態だったようだ。しかも市の調査では6月~8月中旬まで計4回犯行に及んでいることが分かっている。ということは、それまで会計の締め処理をしていなかったか、この臨時職員に任せていたのかのどちらかになる。
施設の運営が臨時職員一人であり、会計処理の責任も臨時職員が担っていたとなると、臨時職員にそこまで責任を負わせられるのかという疑問が出てくる。
そもそもレークサイドは近年利用者の低迷が続いている。
レークサイド君ケ野の利用者数の推移
年度 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 |
宿泊 | 929 | 648 | 703 | 545 | 558 |
日帰り | 16,893 | 17,449 | 14,481 | 9,078 | 7,039 |
(情報元:津市「主要な施策の実績報告書」)
ここ5年間を見ても利用者数は減少している。利用者が減れば利益も減り、コスト削減のために人件費を縮小するという流れは当然だが、運用規律が保たれない状態まで縮小せざるを得ないのであれば、テコ入れをして利用者を回復させるか、施設の存続そのものを考えなければならないのではないか。
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