10月25日(火)にCBC(TBS系列)で放送された「マツコの知らない世界」。
前半は「カレンダーの世界」でした。
ゲストにカレンダー制作会社の社長、強口(こわぐち)邦雄が登場し、趣味で集めたカレンダーを紹介していました。
さて、その中で、古いカレンダーとして明治26年(1893年)のものが出てきました。
それがこれ。
大相撲の番付表のようなデザインです。中央下段に赤字でお店の名前が入っています。
当時から会社やお店の名入りカレンダーが流通していたのですね。
ここで気になる名前が。
マツコ・デラックスがカレンダーに書かれている名前を「村田金物本店」と言っていました。
おや?聞いたことあるぞ?
三重県津市にも村田金物店さんがありますね。津市大門商店街の中です。
まさか関係はないよね、と思いつつ、やっぱり気になります。
カレンダーの名入れの部分を拡大してみましょう。
「諸金物商
津市京口町
村田金物本店」
と書かれています。
おもいっきり津市だった!
京口町は明治22年(1889年)の津市の市制開始で安濃郡京口町から津市京口町になりました。
正確な場所は詳しく調べないとわかりませんが、大体今の津市中央の国道23号沿いのあたりです。
今の村田金物店さんは大門ですから、近所なんですが少し位置がずれています。
ですが津市のお店であることは間違いないことがわかりました。
では、現在の村田金物店さんとの関係はどうなんでしょう?
村田金物店さんの写真(「唐人さんの家」HPにある「津市中心商店街マップ」から)。改装する前の様子ですね。今は改装してきれいになっています。
看板に書かれている商標に注目してみましょう。
テレビに映っていた村田金物本店は、一文字星二つ、です。
現在の村田金物店さんの商標は、井桁に一文字星二つ。
これは無関係ではありませんね。
ですので、現在の村田金物店さんは、カレンダーに書かれていたお店の親戚が構えた支店か、系列のお店であった可能性が高いと考えれらます。
現在調べられる範囲で分かったことは以上です。あとは村田金物店さんに聞いてみよっと。
それにしても、テレビで紹介されたものに三重県津市ゆかりのものが見つかると、なんだかうれしくなりますね。
皆さんの身の回りにあるものも、調べてみると津市にゆかりの深いものだったりするかも?
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